春の歌便り 。
少し前に降り積もった雪がウソみたい。 今日は風が暖かい、いや、温い。
コレはそーだ
春の風だ
冬の終わりが近づいてきた
寒さのトンネルの出口が見えてきたっ
やった
【ひゃっほい】
胸の中で
やったやった
【ひゃっほい】
ひとり ニヤけて
小さくガッツポーズ 。
『ひとつ傘の下』
肌を刺す寒さが和らいで来たら陽の沈む時間もずいぶん延びてきた
雨の匂い 今にも降り出しそうだなぁ 君が帰る頃には本降りになるぞ
傘はふたつ持って行こう 君を迎えに行こう
だけど きっと開くのはひとつだけだ
ひとつ傘の下
木々を揺らす風の音 リラックス効果だ すれ違う人々は手を繋いでいるよ
厚手の大きなポケットがついたジャケットを着て行くよ 君の手もすっぽり入るように
傘はふたつ持って行こう 君を迎えに行こう
だけど きっと開くのはひとつだけだ
ひとつ傘の下