とある場所にて想ったさ。
最近、まわりがバタバタと次々に変動している。
その渦には当然、自分もいる。
むしろ、中心に近い位置だったりしながら。
理由なんて人それぞれ、結局は本人だけにしかわからないことが大体の割合を占めていると思う。
考え疲れた果てに、季節の変わり目のせいにしてみたりすると、それもまんざらでもなかったりして、やっぱり人間も動物なのだなと実感してしまう。
こないだ『とある場所』に行った時に想った。
変動する生活や世の中で、変わりゆく自分を、変わらずに迎え入れてくれる場所とはスゴく優しいもんだなぁ と。
海や山や、大自然だったり、ディズニーランドやミュージカルやサーカスだったり、カフェだったり、バーだったり、食堂だったり、ビルの屋上だったり、マイホームだったり、ボロアパートだったり、もちろんライヴだったり。
何も語らず、訊かずに。
ただそこにあり、ただ受け入れてくれるような
ひとりで行っても、誰かと行っても迎えてくれる場所。
そこに自分の過去が確かにある場所。
それぞれの『とある場所』に在る想い。
置いてったはずの想いは未だに浮遊してる気がするな。
もはや原型がどんなだったか、それすらわからなくなって、でも、どこかに辿り着きたくて。
漂流しているトゲトゲして、イガイガした凸凹の想い。
それを毛布のように優しく、クルんでくれるような場所。
僕らのライヴも、誰かにとっての、そんな『とある場所』になってたら幸せです。